週刊ラトビアニュース 6月9日(土)~6月15日(金)

6月9日(土)~6月15日(金)までのラトビア情勢を解説とともにお伝えします。

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【今週のヘッドライン】
❖LGBTの祭典「バルティック・プライド」の開催
❖FKTKはABLV銀行の任意清算手続計画を承認
❖レストランチェーン「 Vairāk saules 」関係者が脱税疑惑で拘束
【政治日程】
❖ウィレム・アレキサンダー・オランダ国王、ブロック・オランダ外相来訪(6月11日)
❖ソ連による1941年の国外追放犠牲者追悼・記念式典の開催(6月14日)

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❖LGBTの祭典「バルティック・プライド」の開催

6月9日、リガ市内でバルト三国のLGBT(性的少数者)の祭典「バルティック・プライド」が開催され、約8千人が参加した。参加者は市内を行進した後に中心部のVermanes(ヴェールマネス)公園でコンサートなどのイベントを行った。

ヴェールマネス公園はラトビア首相府や最高裁判所から目と鼻の先の距離にある。ラトビアではLGBTに対する偏見が他のEU諸国と比べて特に強く、2009年に初めてバルティック・プライドが開催された際は政府関係者も否定的な発言をし、一部の一般市民が参加者に卵を投げつけたり罵詈雑言を浴びせたりとかなり酷い状況だったそうだ。

この日、たまたま会場の近くを通りかかったが、首相府の周りから公園にかけて警察車両がビッシリ並べられて少し物々しい雰囲気だった。警察によると、イベント中に火のついた花火を投げ捨てた男性1人が拘束されたほか、イベント終盤のコンサートステージに向かって何者かが卵を投げつけたとの報告があったそうだが、行事全体としては平穏に行われた模様だ。


❖FKTKはABLV銀行の自主清算手続計画を承認

6月12日、金融・資本市場委員会(FKTK)は、ABLV銀行がFKTKの監督の下で任意清算手続を行うことを承認すると発表した。

ABLV銀行の株主は今年3月、FKTKに任意清算計画を提出した。FKTKはこれを審査した結果、ABLV銀行には全ての債権者の利益を満たすだけの十分な資産があると判断した。FKTKは清算手続中も引き続きモニタリングを行い、マネーロンダリング対策に必要な監督権を行使することとなっている。自主清算手続にあたってはABLV銀行の清算人が同行のマネジメントを担うこととなる。


❖レストランチェーン「 Vairāk saules 」関係者が脱税疑惑で拘束

6月13日の報道によると、国家警察は、レストラン・チェーン「 Vairāk saules 」のレジ(キャッシュレジスター)を違法に操作し脱税した疑いでレストランの関係者4名を拘束したことを明らかにした。被疑者は2016年から違法行為を行っていたとされ、脱税額は150万ユーロに上る見込みだ。

レジに関連した脱税事件といえばアジア料理レストラン・チェーン「Gan Bei」が有名だ。この事件は、2014年1月~6月にかけてGan Bei系列のレストランで、GanBei従業員らが違法ソフトが搭載されたレジを使って売り上げをごまかし、付加価値税(VAT)と個人所得税を脱税したというもので、2016年1月にGan Beiとレジ販売会社の関係者が訴追された。Gan Bei事件の脱税額は約96万ユーロと報じられていたため、金額でみれば今回の事件の方が大規模なようだ。

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以上、今週のニュースをお伝えしました。次回は6月23日(土)以降に更新の予定です。

(雨が降ると一気に冷え込むリガ。こちらの公園は日影が多いので寒い日は全く人がいません。)

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