週刊ラトビアニュース 12月9日(土)~12月15日(金)

12月9日(土)~12月15日(金)までのラトビア情勢を解説とともにお伝えします。

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

【今週のヘッドライン】
❖ズィンタルス氏が「ナショナル・アライアンス」の単独党首に
❖エア・バルティック社の戦略的投資家、年内には見つからず
❖ヘルスケア・ファイナンス法が国会で可決
❖中央銀行は2017年と18年のGDP成長率見通しを上方修正
【政治日程】
❖リンケービッチ外相アルゼンチン訪問(12月9日~12日、WTO閣僚理事会出席)
❖リンケービッチ外相パラグアイ実務訪問(12月13日~15日)
❖クチンスキス首相ブリュッセル訪問(12月14日~15日、欧州理事会出席)

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

❖ズィンタルス氏が「ナショナル・アライアンス」の単独党首に

12 月9日、連立与党の1つ「ナショナル・アライアンス」の党大会が行われ、これまで共同党首を務めていたライビス・ズィンタルス氏が単独党首に選出された。もう一人の共同党首だったガイディス・ベールズィンシュ氏は党首選に立候補しないことを表明していた。

ズィンタルス氏は国会議員だが、ラトビアの政党の党首は必ずしも国会議員である必要はなく、例えば国政最大野党「調和」党首のウシャコウス氏はリガ市議会議員でリガ市長を務めている。また、連立与党の1つ「統一」は、今はアシェラデンス副首相兼経済大臣(国会議員当選後、大臣に就任するため議員職を一時的に離職)が党首だが、その前は元欧州委員のピエバルクス氏が党首だった。

 

❖エア・バルティック社の戦略的投資家、年内には見つからず

12月12日、アウグリス運輸大臣は、国有航空会社エア・バルティックの戦略的投資家は年内に見つからず、政府保有株式の売却を含む具体的な決定は1月末になる見込みであると述べた。同大臣によると、現在検討されている投資家のうち1件はヨーロッパ、もう1件は非ヨーロッパ圏の投資家だが、ロシアないしCIS諸国ではないとされる。ラトビア政府は現在、エア・バルティック社の株式の80%を保有しており、全保有株式売却も視野に入れているようだが、具体的な売却株式の割合や投資額は何ら明らかにされていない。

 

❖ヘルスケア・ファイナンス法が国会で可決

12月14日、2018年からの強制医療保険制度の導入などを定めたヘルスケア・ファイナンス法が国会で可決された。この法律によると、未成年者、年金受給者、失業者などを除き、各個人が政府負担の医療サービスをフルで受けるためには、社会保障税または最低賃金の1%相当(月額 4.3 ユーロ)の健康保険料を支払っていることが条件とされている。健康保険料は、2019 年には最低賃金の3%(12.9ユーロ)、2020 年には5%(21.5ユーロ)まで引き上げる計画となっている。社会保障税ないし健康保険料を払っていない場合、受けられるサービスは緊急医療や家庭医の受診などに限られる。
また、同法では、 2020 年までに医療・保健部門の予算を対GDP比4%まで引き上げることも定められた。

 

❖中央銀行は2017年と18年のGDP成長率見通しを上方修正

12月18日、リムシェービッチ・ラトビア中央銀行総裁は定例記者会見を行い、2017年のラトビアの実質GDP成長率見込みを4.2%から4.7%に、18年の見通しを3.8%から4.1%にそれぞれ上方修正した。また、2017年と18年のインフレ率予測は2.9%とした。
リムシェービッチ総裁は、外需、投資及び個人消費の拡大により2017年のラトビア経済は予測を上回る成長となるが、18年は外需と投資の拡大がより穏やかになることから成長は減速する見込みだと述べた。

 

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

以上、今週のニュースをお伝えしました。次回は12月23日(土)以降に更新の予定です。

(12月8日から2018年1月14日までリガで行われている「クリスマス・ツリー・トレイル」のオブジェクトの1つ。本物のもみの木も含めていろいろなツリーが置かれているので特設サイトで場所を調べてツリー巡りをするのもおもしろそう。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です