週刊ラトビアニュース 2月3日(土)~2月9日(金)

23日(土)~29日(金)までのラトビア情勢を解説とともにお伝えします。

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【今週のヘッドライン】

❖法律データベースlikumi.lvの英語版が利用可能に
❖経済自由度指数ランキングでラトビアは28
❖欧州委員会が新しい経済見通しを発表
❖SEB銀行が新しい経済見通しを発表
2017年の貿易総額は対前年比12.4%増加、対日貿易は2.3%拡大
❖リガ・ビール地区がオープン(?)

【政治日程】

❖ベーヨニス大統領夫妻 韓国訪問(27日~15日、首脳会談実施、平昌オリンピック観戦、ラトビア・韓国ビジネスフォーラム出席)
❖クチンスキス首相 ベラルーシ訪問(27日~8日)
❖リンケービッチ外相 韓国訪問(211日~14日(ベーヨニス大統領に同行)、外相会談実施)

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法律データベースlikumi.lvの英語版が利用可能に

 25日、ラトビア官報の法律データベース「likumi.lv」の英語版が利用可能になった。これまで同サイトでは、ラトビア国立言語センターが提供する英訳が部分的に利用できるのみだった。

 ラトビアのニュースをフォローしている者にとって、これは朗報だ。例えば、ビザの問題などで外国人が検索する可能性が高い「移民法」(Immigration law)のラトビア語のページはこちらページ右手にあるイギリス国旗のマークをクリックすると英語のページが表示される。英語版は最新の法改正が反映されるまでに時間がかかるが、それでもどの時点でどの項目が有効だったかという細かい点までわかるようになっているのはありがたい。単純な用語であれば、ラトビア語から英語への機械翻訳でもだいたいの意味がわかる。翻訳サイトとしては「Tilde」とGoogle翻訳の併用がオススメだ。


経済自由度指数ランキングでラトビアは28

 26日に米ウォールストリート・ジャーナル誌とヘリテージ財団が発表した世界186か国・地域を対象とした2018年版の経済自由度指数ランキングで、ラトビアは28位となった(昨年は20位)。このランキングは投資の自由度や労働の自由度など12項目で各国の自由度を数値化したもの。昨年に引き続き香港が1位となり、バルト三国ではエストニアが7位、リトアニアは19位となった(日本は30位)。ラトビアは投資の自由度と政府支出の項目が改善した一方で、財産権や政府の腐敗度などの項目で評価が下がったため前年から8ランクダウンした。


欧州委員会が新しい経済見通しを発表

 27日、欧州委員会は新しい経済見通しを発表し、ラトビアの2017年の実質GDP成長率実績見込みを4.5%、18年の成長率見通しを3.5%とした(以下は主な経済指標。括弧内は201711月時点での見通し)。ドンブロウスキス欧州委員会副委員長は、ラトビアは今後労働力不足の問題に直面する可能性がある、また、インフレにより18年以降の経済成長は緩やかになる見込みだとコメントしている。

(単位:%)201720182019
実質GDP成長率4.5(4.2)3.5(3.5)3.2(3.2)
消費者物価上昇率2.9(2.9)3.1(2.8)2.9(2.9)

SEB銀行が新しい経済見通しを発表

 27日、当地スウェーデン系SEB銀行は新しい経済見通しを発表し、2017年の実質GDP成長率の実績見込みを4.5%、18年の見通しを4.1%とした(以下は主な経済指標。括弧内は201711月時点の見通し)。同行は、2018年はEU基金の流入拡大を受けて建設部門が成長し、良好な外部環境により製造業と輸出が拡大する見込みだとコメントしている。

(単位:%)201720182019
実質GDP成長率4.5(4.5)4.1(3.7)3.7(3.5)
消費者物価上昇率2.9(3.0)2.7(2.7)2.5(2.3)
失業率8.8(8.9)7.6(8.1)6.8(7.2)
財政収支対GDP比-0.6(-0.6)-1.2(-1.2)-1.1(-1.1)

2017年の貿易総額は対前年比12.4%増加、対日貿易は2.3%拡大

 29日、中央統計局は、2017年の貿易総額は前年から12.4%拡大し254億ユーロとなったと発表した。輸出額は140億ユーロ(対前年比14.5%増)、輸入額は114億ユーロ(10.0%増)だった。主要輸出相手国は、リトアニア(ラトビアの輸出全体に占める割合は16.9%)、エストニア(11.7%)、ロシア(9.1%)などで、主要輸入相手国は、リトアニア(18.5%)、ドイツ(11.3%)、ポーランド(9.1%)などであった。

 なお、対日貿易総額は6,902万ユーロとなり前年から2.3%拡大した(対日輸出は4,674万ユーロで対前年比3.7%減、対日輸入は2,229万ユーロで17.4%増)。ラトビアから日本への輸出品目では材木が約5割を占める。日本からラトビアへの主な輸入品目は、自動車、ゴム製品(自動車用タイヤ)、電気機器などだ。


リガ・ビール地区がオープン(?)

 28日、リガ新市街に「リガ・ビール地区(Riga Beer District)」なる施設がオープンしたとの報道があった。よく見ると、既存の9つのパブやカフェをまとめて共通の地図に載せて、この地域に観光客を誘致しましょうというものらしい。一応英語のウェブサイトもあり、こちらで各施設が紹介されている。全部の施設を合わせるとラトビアやその他のバルト諸国で醸造されたビールが全部で100種類以上楽しめるそうなので、旧市街に飽きたら新市街を少しずつ開拓していくのもおもしろいかもしれない。

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以上、今週のニュースをお伝えしました。次回は217日(土)以降に更新の予定です。

(キープサラ国際展示場で行われていた旅行博「Balttour 2018」の様子。ラトビアの各地方のブースがおもしろかった)

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